12月第2週： ①地震に関する注意喚起、②中国入国時に記入する入国カード、③ネット取引の品質向上

①地震に関する注意喚起

外交部から、12月8日に青森県近海での地震発生に伴って、日本への渡航に関する注意喚起情報が出ています。

https://www.mfa.gov.cn/wjbzwfwpt/kzx/aqtx/zwqw/202512/t20251211_11770753.html

津波が観測されて10万人を超える人たちに避難指示があったことなどが書かれています。

内容は、地震警報に気をつけておくことや、海沿いなどリスクの高い地区から離れておくことなどでした。

タイトルが「再次提醒」（再度の注意喚起）ということで、中国公民は近々の間は日本に行くことを避けるように、と書かれていたので、どの注意喚起に対する「再度」なのだろうか？と少し気になりましたが、7月末のカムチャッカ半島の地震のときにも同じような注意喚起が出ていましたので、その続きという位置づけなのかもしれません。

②中国入国時に記入する入国カード

11月20日から、外国人入国カード（外国人入境卡）については、これまでの紙のカードを記入することに代えて、事前のネット申請ができるようになりました。

https://www.nia.gov.cn/n741440/n741577/c1755806/content.html

ただ、さっそく、このネット申請のサイトをかたって旅行客から費用を騙し取る詐欺が発生しているそうです。公式の申請サイトは当然ながら無償ですので、お気をつけください。

また、事前のネット申請は必須ではなく、従来どおり、空港に到着してから紙に記入することもできます。

③ネット取引の品質向上

国家市場監督管理総局など10部門から共同で、ネット取引プラットフォームでの商品・サービスの品質向上に関する指導意見が出ています。

https://www.samr.gov.cn/zw/zfxxgk/fdzdgknr/zlfzs/art/2025/art_ec3ea3678786471ea0d717009ba1c18a.html

プラットフォームのアルゴリズムロジックを質の高い側へ重点を置くよう誘導すること、新業態や新規の出店者・サプライヤーに対する品質管理研修を重点的に強化することなどが挙げられています。