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2月14日の中国会社法改正セミナー:セミナー資料の目次(予定)

中国の会社法改正について、2月14日にオンラインセミナーでお話させていただく予定になっていますので、そのセミナー資料の目次をご紹介します。 下記は現時点で手元に用意してある資料案によるものですが、当日は時間の関係で全部はお話できない可能性がありますので、その点はどうぞご容赦くださ...

2020年10月30日金曜日

10月第4週:①上海技術取引所、②輸入食品のトレーサビリティ、③環境配慮建材の政府調達、④個人情報保護法草案

今週のキーワード:
公証手続規則の改正、個人情報保護法(草案)、AI顔変換


今回は、上海技術取引所のニュースを取り上げました。
以前から中国技術取引所などの市場はあるのですが、
中小企業の資金繰り支援強化の政策のもとで知的財産担保貸付が盛んですし、
取引所の活用機会も増えてくるかもしれません。
資産の活用効率の観点から、
中国現地法人になるべく知的財産権を持たせて資金調達に使うなど、
これまでと違った発想も出てくるように思われます。

輸入冷蔵食品のトレーサビリティのニュースがありまして、
スーパーで商品にスマホをかざしてQRコードで読み取ると
どこから来たものか分かるようなイメージのようです。
産地の偽装、消費期限の偽装などにも通じる話題かと思います。

環境に配慮した建材の政府調達促進は
最近、比較的継続的に通達が出ています。

話題の個人情報保護法の「草案」については、
キャスト中国ビジネスのWebサイトに対訳もアップしています。
なかなか難しい内容が含まれていますので、
意見募集を経てどう修正されるかにも注目です。

2020年10月23日金曜日

10月第3週:①雇用シェアリング、②医療業界の賄賂防止の新ルール

今週のキーワード:
特許法改正、製薬企業の贈賄、「携帯電話番号+認証コード」脆弱性事件


先週の資料に掲載した件ですが、
「従業員シェアリング」に関する通知が出ておりまして、
これまでグレーだったグループ会社や取引先との一時的な人員の融通などについても
違法な労務派遣ではなく適法に実施できる選択肢が増えました。
ただ、手続がとても煩瑣ですので、従来どおり、
業務委託形態で実施する方が便利な気もしています。
中国現地の拠点の人事・総務担当者には知っておいていただきたいマメ知識として、ご参考まで。

中国の医薬業界の賄賂防止のために、
医師に面談するMR(医療情報担当者)が販売に関する活動をしてはならないという話題がありました。

2020年10月16日金曜日

10月第2週:①企業の抹消手続簡素化、②オフィスビルのネット接続コスト、③北斗GPSの一般活用

今週のキーワード:
「省を跨ぐ手続一元化」、従業員シェアリング、Eコマースでの価格表記の誤り


企業の抹消手続を簡素化する行政改革が進んでいます。
事業を終えた後、清算しないまま放置している場合などでも、
昔よりも処理しやすい環境にはなってきています。

オフィスビルのネット接続に関する政策の記事があり、
通信コストが下がりそうな内容ですので、
総務担当者にはご覧いただければと思います。

北斗GPSはビジネスでも普及しておりまして、
顧客向けに納入した設備や機器の移設検知などにも
比較的気軽に使えそうに思います。

2020年10月2日金曜日

バックナンバー(目次のみ)9月第5週

【政策・法令】
  1. 国家発改委事務庁 市場監管総局事務庁:入札募集・入札の過程における企業経営資質・資格審査業務のさらなる規範化に関する通知
  2. 商務部: 日本原産の輸入光ファイバープリフォームにかかるアンチダンピング期間の再審査裁定に関する公告
  3. 商務部事務庁: 《商務部市場監管法執行事項の「双随機、一公開」事項リスト》(第二版)発布
  4. 国家外為局: 《銀行を通じて行う国際収受支払統計申告業務の実施細則》発布
  5. 国家外為局綜合司: 一部の外貨口座の整理・統合に関する通知
  6. 税務総局など13部門: 納税・費用納付の便利化改革を推進し租税ビジネス環境を改善する若干の措置に関する通知
  7. 最高人民法院: 法律適用基準の統一にかかる業務メカニズムの改善に関する意見
  8. 上海: 上海市外商投資条例
  9. 北京: 国家税務総局北京市税務局《増値税発票分類分級管理弁法》発布
【ニュース、トピック】
  1. 社会保険の第6の保険を模索。老人が老いても拠り所を持てる公共保障の改善
  2. 武漢が「黄金十条」を発布。産業の高品質発展を促進
  3. 第一弾18種のAppが安全認証証書を取得。「死刑免除牌」ではない
  4. 広州浪奇社の5億元の在庫商品の「羅生門」。真実性に疑義、多くの謎が解明を待つ
  5. 北京市地方金融監督管理局: 北京国際ビッグデータ取引所の設立を模索
  6. 鉄道の国慶節ゴールデンウィークが今日からスタート。延べ
  7.   1.08億人の旅客輸送を見込む
  8. 北京自由貿易試験区が開業。四大キーワードで方案の注目点を解読
  9. 遼寧省鉄嶺で特大個人情報事件を摘発。事件金額5000万元超
  10. 最新統計: 中国のECライブコマース、ユーザー規模は3億人超
  11. 税優遇は直接・即時に届く。直近8ヶ月で全国で新たに減税・費用低減は1.9億元近くに
  12. 「百度」従業員が違法賭博サイトの広告にかかわる嫌疑で警察に拘束される



9月第5週:①新聞記事のタイトルは難解、②国有企業は子会社を救済しない、③お知らせ(次週休載)

今週のキーワード:
上海外商投資条例、法律適用基準の統一、在庫商品が「蒸発」


在庫商品が行方不明になる事件は中国ではよく起こるので紹介しました。
その記事のタイトルが難解でして、
3つの会社がそれぞれの言い分を述べて責任逃れをしているのをとらえて
「羅生門」と表現しているのですが、逆に分かりづらいですね。
芥川小説の方なのか黒沢映画の方なのかは不明です。

日本の新聞でですが、
中国の国有企業は子会社を救済しないという話題が少し取り上げられていました。
「国有企業だから安心」ということはありませんので、
来週以降、その方面の情報も見ておきたいと思います。


なお、中国国慶節休暇のため、来週配信分(10月第1週分)は休載予定です。
あらかじめご了承ください。