①排汚許可制全面実行の実施方案
生態環境部から、排汚許可に関する新たな実施方案が出ています。https://www.mee.gov.cn/xxgk2018/xxgk/xxgk03/202411/t20241106_1093547.html
2025年に工業騒音と固体廃棄物については排汚許可証での管理を完成させ、2027年には排汚許可証の「一証式」管理を実施するとされています。
排汚許可証の「一証式」管理という項目では、汚染物排出元となる企業の自主管理を重視することや、「双随机、一公开(2つのランダム、一つの公開)」での日常管理などについて述べられています。
そのほか、内容は多岐にわたりますが、そのうちには「環境保護税」との連係という項目もあります。排汚許可証の執行報告のデータが環境保護税の重要な根拠となるとのことで、汚染物排出のデータの捏造等がある場合は環境保護税の脱税を伴うということにもなりそうです。
②エネルギー法
全人代常務委員会で、「能源法」(エネルギー法)という法律が採択・公布されました。2025年1月1日から施行されます。
これまで「エネルギー節約法」という省エネに関する法律は昔からあったのですが、今回は節約に限らず、エネルギーの開発利用、市場、イノベーションなど多方面に関して規定する基本法として制定されたようです。
再生可能エネルギーの開発利用を優先し、化石エネルギーは徐々に非化石エネルギーに切り替えていくことや、とはいえシェールオイルやシェールガスを含む石油・天然ガスの探査開発にも陸上・海上とも重視し続けることなどが規定されています。
③高齢者の読書の推進
民政部など10以上の部門が共同で、高齢者の読書の推進に関する指導意見を出しています。
2027年まで、高齢者向けの良質な読み物の供給を強化して、高齢者の精神文化生活の期待を満たすとのこと。措置としては8項目が挙げられ、「敬老月」期間に読書推進の活動を行うことや、高齢者と子どもなど読書を通じた交流活動などを実施していくことが示されています。
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