少し前の話ですが、データ流通の促進のために、国家データ局からデータの提供、委託処理、融合開発、仲介サービスの4種類のモデル書式が公表されていました。https://www.samr.gov.cn/zw/zfxxgk/fdzdgknr/wjs/art/2025/art_3483a365ae9b40998df260a20c16ebf4.html
このうち、まずデータ提供についてのモデル書式を見てみたところ、
- 取引対象とするデータについて売主(提供側)が有している権利の種類(持有権/使用権/経営権)
- 譲渡/許諾の登記の有無
- 派生的に生じるデータの権利帰属
などについての約定が用意されており、それなりに使いやすいもののように見えました。
興味深いのは「融合開発」の書式でして、多数の当事者(甲乙丙丁...)が参加して、それぞれが何を提供するか(原始データ/アルゴリズム技術/インフラ/開発資金/知的財産権/その他)を記入したうえで、費用分担と収益分配について約定する書式になっています。
こういった書式が活用されて、より安全・簡単に取引ができるようになってくると、それなりに便利で助かるようにも思います。
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