注目の投稿

中国で提出する書類の記入・署名: なぜ「ボールペン不可」「万年筆で記入」なのか?

中国に関係するビザ申請の関係書類や、中国で会社登記機関(市場監督管理局)や裁判所(人民法院)などの公的機関に提出する書類を記入したり署名したりするときに、「ボールペンで記入しないでください」「万年筆で記入してください」と言われたことはないでしょうか。

2024年5月27日月曜日

5月第3週:①中国国外での工事請負、②製造業のサプライチェーン管理、③ネット競売の管理強化

①中国国外での工事請負

中国国内企業が海外での建設工事プロジェクトを請け負う際の届出について、商務部から新しい弁法が出ています。
海外での請負工事を一般プロジェクトと特定プロジェクトに分け、一般プロジェクトについては届出手続による管理となっているところ、その手続を簡素化・迅速化するとのこと。また、特定プロジェクトについては立件認可を受ける必要があり、プロジェクトの種類に応じて在外公館の意見を聴取するなどの手続があるようです。

②製造業のサプライチェーン管理

工業情報化部、交通運輸部、商務部の3部門が連合で、製造業のサプライチェーン管理レベル向上についての指南を出しています。
https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/tz/art/2024/art_ad63464eda124d2db5ed45bda05a51a1.html
中身については特に目新しい内容は無いように思えますが、リソースのシェアリングであるとか、過剰生産の浪費や重複労働などの削減であるとか、企業間の連携を強めていくような内容も見られます。

③ネット競売の管理強化

国家市場監督管理総局、商務部、国家文物局の3部門から、ネット競売についての指導意見が出ています。
https://www.gov.cn/zhengce/zhengceku/202405/content_6952968.htm
ネット競売については絶えず新しい方式が登場しているそうで、リアルとネットでの同時競売や、ライブ競売など新たな業態が見られるものの、許可証を取得せずに無許可で事業を行っている場合も見られるとのこと。そのため、プラットフォーム側での許可証情報の確認や事業者情報の公示などの管理を厳しくするそうです。

0 件のコメント:

コメントを投稿