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中国で提出する書類の記入・署名: なぜ「ボールペン不可」「万年筆で記入」なのか?

中国に関係するビザ申請の関係書類や、中国で会社登記機関(市場監督管理局)や裁判所(人民法院)などの公的機関に提出する書類を記入したり署名したりするときに、「ボールペンで記入しないでください」「万年筆で記入してください」と言われたことはないでしょうか。

2024年9月9日月曜日

9月第1週: ①外商投資参入特別管理措置(ネガティブリスト)2024年版、②登記制度や競争取締の改善、③中外中小企業合作区

①外商投資参入特別管理措置(ネガティブリスト)2024年版

外国からの投資に関する業種別規制のネガティブリストの2024年版が公表されました。
外資の参入についてのネガティブリストでは、製造業に関する制限が全廃されたと紹介されています。2021年版で製造業の項目で列挙されていた出版物と漢方薬は今回のリストでは削除されています。(ただ、出版そのものは相変わらず文化・体育・娯楽の項目に入っています。)
その他は項目としては同じようです。

②登記制度や競争取締の改善

国家市場監督管理総局から、ビジネス環境改善のための重点措置(2024年版)が公表されています。
https://www.samr.gov.cn/zw/zfxxgk/fdzdgknr/djzcj/art/2024/art_c271cc36006d4b258db36fa57f29a828.html
項目としては40項目あり、登記制度の改善や反独占行為の取締強化、処罰に関する行政裁量(比例原則)などが挙げられています。

③中外中小企業合作区

工業情報化部から、中外中小企業合作区管理暫定弁法という規定が発布されています。
中外中小企業合作区とは、中小企業が主体となって、開放・合作の面でモデルとしてのデモンストレーション効果をもつ産業集積区のことを指すそうです。
「中外」とあったため外国企業との合弁に関する何らかの奨励があるのかと思って見てみたのですが、この弁法は区域の認定と取消のルールに関するものであるため、実際にこの区域に入居する企業にどのようなメリットがあるのか等は具体的には書かれていませんでした。


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