①(内外資共通)市場参入ネガティブリスト(2025年版)
117項目あったところ、106項目へと項目が削減されたそうです。
(実際には、最後の項目が「その他法令に定めるもの」なので、リストにあるものが全部ではないようにも思われますが...)
今回、単純に既存の規制が撤廃されただけではなく、逆に新しい分野での参入条件も設定されているそうです。
この市場参入ネガティブリストは、後ろに「市場参入に関連する禁止性規定」一覧表がついておりまして、どのような活動を行うことがどの法律に基づいて禁止されているのか、見やすく整理されています。
新しい業務を開発するときには、ご覧いただきたくと参考になるかと思います。
②《国際標準採用管理弁法》の改正
国家市場監督管理総局から、《国際標準採用管理弁法》が改正発布されています。2001年版からの改正となります。https://www.sac.gov.cn/xw/bzhdt/art/2025/art_4645a00b1f134d7db3fba2f38579eb1c.html
条文数で見れば22ヶ条→25ヶ条と微増であり、以下のような内容が追加されたようです。
・ 国際標準が制定・改訂などされたときにそれをフォローする仕組みを作ること。
・ 国家標準の著作権保護の強化。国家標準組織(ISO、IEC、ITUなど)の著作権ポリシーを遵守するとのこと。
・ 国際標準に問題があることが判明したときは、速やかに国家標準組織へのフィードバックを行うこと。
なお、これは改正点ではありませんが、国際標準を採用するときに、同内容で採用すると「IDT:同一化採用(identical)」、少し修正すると「MOD:修正採用(modified)」といったようなコードが付されているそうです。
豆知識として。
③企業に対する行政検査Q&A
年末年始に出ていた企業に対する行政検査に関する国務院弁公庁の意見(以前の記事)について、司法部から、これに関係する質問と回答が公表されています。
なぜ司法部から?と思って改めて見てみたところ、司法部が行政の法執行を監督する機構として指導監督すると書かれていました。
内容については行政機関内部での手続に関するものが多く、企業にはあまり関係がなさそうに思われます。とはいえ、毎月のように入れ代わり立ち代わり検査が来るという話もよくありますので、少し理解を深めたいときには参考になるのかもしれません。
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