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中国で提出する書類の記入・署名: なぜ「ボールペン不可」「万年筆で記入」なのか?

中国に関係するビザ申請の関係書類や、中国で会社登記機関(市場監督管理局)や裁判所(人民法院)などの公的機関に提出する書類を記入したり署名したりするときに、「ボールペンで記入しないでください」「万年筆で記入してください」と言われたことはないでしょうか。

2024年6月25日火曜日

6月第3週:①オーストラリア等3ヶ国向けビザ免除措置、②「●●」頑固分子、③「科創板」改革

①オーストラリア等3ヶ国向けビザ免除措置

ニュージーランド、オーストラリア、ポーランドの3ヶ国向けに、商用・観光・親族訪問のため15日以内のノービザ入国を7月1日~来年末まで試験的に認めるとのことです。

2024年6月17日月曜日

6月第2週: ①越境EC輸出と「海外仓」、②公平競争審査条例、③ネット暴力情報

①越境EC輸出と「海外仓

商務部など9部門から、越境ECによる輸出開拓と「海外仓」(海外物流基地)の建設推進に関する意見が出ています。

2024年6月13日木曜日

「終本」とは?(中国の民事執行法上の用語)

中国の会社の信用調査レポートなどの情報を見ていると、「終本」という見慣れない言葉が出てくることがあります。

この「終本」とは、中国語の「次执行程序(今回の執行手続は終結)」という中国の民事執行手続上の用語の略です。

2024年6月3日月曜日

5月第4週:①中国で使える支払方法(QRコード決済など)、②国有企業管理人員処分条例、③大株主による持分売却

①中国で使える支払方法(QRコード決済など)

中国人民銀行から、中国で使える支払方法のガイドブックが公表されています。
日本語版がありますので、日本語版をご活用いただくのがよいと思います。

2024年5月27日月曜日

5月第3週:①中国国外での工事請負、②製造業のサプライチェーン管理、③ネット競売の管理強化

①中国国外での工事請負

中国国内企業が海外での建設工事プロジェクトを請け負う際の届出について、商務部から新しい弁法が出ています。

2024年5月13日月曜日

5月第1週: ①受益所有者情報管理弁法、②国務院2024年度立法業務計画、③国家安全機関の行政・刑事手続規定

5月第1週は労働節の連休でしたので、引き続き4月末発布の分を含めてご紹介します。

①受益所有者情報管理弁法

マネーロンダリングやテロ活動のための資金調達の防止のために、受益所有者(受益所有人)についての情報を登録するよう求める弁法が中国人民銀行(中央銀行)と国家市場監督管理総局から発布されています。11月1日から施行となります。
ここにいう受益所有者(受益所有人)とは、

2024年5月6日月曜日

4月第4週: ①関税法(关税法)、②学位法、③農業技術普及法、未成年者保護法、生物安全法の改正

5月の連休などがあったため一週間休載しました。あしからずご了承ください。

①関税法(关税法

《関税法》という新しい法律が公布されました。これで中国の現行18種類の税金のうち、13種類について法律が制定されたことになるのだそうです。

2024年4月22日月曜日

4月第3週:①上場会社の「殻」の価値削減、②上場会社の監督管理強化、③商業分野での決済の利便性向上

①上場会社の「殻」の価値削減

証監会から新たに、上場会社の市場退出メカニズムの健全化の実施方案が出ています。
中国の上場会社の一部にあっては、上場審査をパスする難関を避け、既に上場している上場企業を使って買収と事業再編などを通じて他の会社が実質的に上場の目的を果たすこと(いわゆる「裏口上場」)のために、本来であれば上場廃止になるべきところ上場会社の地位にとどまって「殻」(=上場会社としての地位)を第三者に売却しようとする問題などが見られます。