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中国で提出する書類の記入・署名: なぜ「ボールペン不可」「万年筆で記入」なのか?

中国に関係するビザ申請の関係書類や、中国で会社登記機関(市場監督管理局)や裁判所(人民法院)などの公的機関に提出する書類を記入したり署名したりするときに、「ボールペンで記入しないでください」「万年筆で記入してください」と言われたことはないでしょうか。

2024年3月18日月曜日

3月第2週: ①CCTV315晩会(2024年)、②上場に関する規制の強化、③国務院組織法の改正

①CCTV315晩会(2024年)

今年も3月15日の消費者保護デーの「315晩会」が放送されました。
「3・15晩会」とは、毎年3月15日に放送されるCCTVの特別番組で、さまざまな劣悪な商品・サービスや詐欺まがいの商法、さらには消費者に対する対応の悪い会社などを取り上げて紹介する番組です。
今年取り上げられたのは以下のような商品・サービスでした。

2024年3月15日金曜日

Mビザの有効期間: 恥ずかしながら、初めて知りました。

中国に行くためのMビザの期限が切れましたので、改めて取得するためにビザの申請に行ってきました。

いつもどおり、窓口で「招聘状はありますか?」「パスポートのコピーは?」といった感じで手続をしていましたが、その過程で、窓口の方から「じゃあ、2年のマルチで申請しておきますね」という言葉が出ました。

2024年3月14日木曜日

企業の倒産と未払賃金

日本では、企業が倒産すると、労働者は国から未払賃金の立替払を受けることができます(日本「賃金の支払の確保等に関する法律」第7条)。原資は労災保険料です。

2024年3月11日月曜日

3月第1週:①政府業務報告、②最高人民法院の業務報告、③支払決済の利便性向上

①政府業務報告

毎年、3月には最初にこのニュースに目がいきます。普段の業務では木ばかり見て森を見ないですので、一年に一度は全体を眺めてみようと思う時期でもあります。

2024年3月7日木曜日

差押・仮差押の申立てのハードル(債務者の財産の調査)

中国では、裁判所と登記機関、銀行や証券会社などがネットワークでつながっており、仮差押でも本差押でも、債権者が相手方の財産を探す必要はなく、裁判所がこのネットワークを使って差押対象となる財産を探してくれるようになっています。
このシステムを「ネットワーク執行調査統制システム」(网络执行查控系统)といいます。

2024年3月4日月曜日

2月第4週:①国家秘密保守法の改正、②司法への不当な干渉に関する事例紹介、③信用懲戒措置のリスト(2024年版)

①国家秘密保護法の改正

国家秘密保守法が改正されました。2010年以来の改正となっています。
もともと改正前から、インターネットやその他の公共情報ネットワーク、有線・無線通信での国家秘密の伝達や、プライベートな通信で国家秘密を扱うことは禁止されていました。

2024年3月2日土曜日

連載全6回、完結しました。(中国現法“攻め”と“守り”の組織作り)

一般社団法人 東海日中貿易センター様の月刊会報誌にて掲載いただいておりました連載が、無事に全6回の連載を終えて完結となりました。

第1回は一年ほど前の古い記事になってしまいましたが、この機会に改めて、第1回から第6回までのURLを改めて掲載しておきます。

2024年2月26日月曜日

2月第2週、第3週: ①罰款(行政罰としての罰金)の規範化、②中国共産党の巡視業務条例、党史学習教育業務条例、③低炭素技術の集積・普及実施方案

①罰款(行政罰としての罰金)の規範化

行政罰としての罰金の設定について、みだりに高額の罰金を科したり処罰の範囲を拡大したりすることがないように、という指導意見が国務院から出ています。